粉。趣味:ぶろぐ

ぼくの趣味はぶろぐです

猫背の呪いを解いてよ

何をしてても背筋のことばっかり考えてるんだけど、これが恋か?

どうも、粉。(こなまる)です。

今回はウツボ画像に注意(?)

 

なんなんだ。猫背とかいう呪いは。

これはもう癖とか症候群とかの域を越えてる。呪いだ、呪い。

今から3日前の2020/08/02、猫背癖を治そうと意気込んだ。

既にやっていける自信がなくなりつつある。

 

前々からうっすらと猫背に対する危機感を抱いてはいた。

だが、本当に事の重大さに気づいたのは今からちょうど一週間ほど前。それまでは放置していたし、そこまで弊害があるようにも思っていなかった。

 

詳細は省くが、自分自身の姿を動画で撮影してカット編集する機会があり、そこで初めて明確に気づくことができた。

 

立ち姿・座り姿の不自然さから始まり、喋り方・表情に加え動作もどこかぎこちない。

日頃のコミュニケーション不足も理由の一つだ。

 

横顔は受け口が極まり、腑抜けたウツボみたいに顎下にガッツリ脂肪がついてしまっている。顔はのっぺりと平面になっていた。

 

子供の頃の僕の受け口なんて、可愛げのある咬み合い方してるな~、くらいの認識だったのに。

何より背中が異常に丸まっている。粗悪品キュウリくらいひん曲がっている。

 

粗悪品キュウリの背中に、ウツボヘッドがくっついている。

 

粗悪品キュウリ feat.ウツボヘッドだ。

 

 

 

 

粗悪品キュウリ feat.ウツボヘッドって何?

 

自己嫌悪的な見方も相まって、動画の中の自分が異形の深海魚のように見えた。

こんなはずではなかった。

 

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「こんなはずではなかった」

 

端的に言って不審者っぽい。ブームが一回去ったあとのアンガールズ田中さんにも通ずるような不審者的動作が垣間見えている。キモかわいい通り越してキモいに寄り切ってるあの感じだ。

自分で認めたくないが動作がキモい。背筋の歪みによって全て歪んで見える。

多分やろうと思えばあのぎこちなさのままのジャンガジャンガもできる。

あとアンガールズ田中さんにはこの場で謝らせてもらう。キュウリウツボ風情が申し訳ございません。

 

 

引きこもりがちでコミュニケーション能力が劣っているという点、自己嫌悪でひねくれた見方をしているという点を除いても、それでもなお不審者の匂いがする。

 

例えるなら、AI搭載の犯罪監視カメラに黄色信号を出されるような類の不審さ。

それはやはり猫背とその弊害から来るものだろう。

 

僕は自分の姿があまり好きとは言えないが、それを差し引いたとしてもビデオ中の自分の姿の不自然さは本当に見ていられなかった。

 

ビデオをお見せすることはできないし、しないし、感想を誰かに聞いたわけでもない。

よって主観は主観なのだが、心の中の客観視オーディエンス達はそれはもうブーイングの嵐だった。

 

アメトークの運動神経悪い芸人がバスケットボールを手にしている時のような不自然さが常に付きまとっていて、直視するのもしんどい。

 

見世物やピエロじゃない不審者がビデオの中に間違いなく居た。

これもう公平かつ公正かつ統計的に見て不審者だろ、とウツボは思った。

 

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「これもう公平かつ公正かつ統計的に見て不審者だろ」

 

 

第一に、猫背から来るこの動きのぎこちなさや弊害に対して補償はどこにもないし、何の利益も生まない。そりゃそうじゃ。

 

アメトークに出てギャラを貰っているわけでもなければ、僕は芸人でもない。

現実に動作で笑わせる必要のある場面もない。そもそも動作そのものだけを笑うのは好ましいタイプの笑いではない。

 

人が違和感なく振る舞う理由の一つは、良くも悪くも人が違和感を笑ってしまうからだ。存在自体を違和感とされて、排除されたくない・自然に振る舞い優秀だと判断されたい。そういったコミュニケーションの欲求も、元を辿れば ”人が違和感を笑ってしまうから” に起因するように思う。これはなんとなく美醜の概念にも繋がっているかもしれない。 

 

違和感がないように感じる他人でも、ほとんどの人が大なり小なり違和感を消す努力をしていると思う。

自分のなかのスイッチを切った瞬間、鏡に映る自分が違和感の塊に見えるような人もきっと少なくないのだろう。

 

 

 

それはさておき。

 

 

 

僕も多くの人のように違和感を失くしたいし、そのための努力をしたいと思っている。

 

しかし、呪いは付きまとう。

 

猫背から来る顔や骨の歪み・倦怠感や活動力の低下。

これらは一時的なスイッチのオン/オフに関わらず違和感として付きまとう。

なんならスイッチをオンにするための気力すら奪いかねない。

 

いつもいつでも上手くいかない原因を生み出しているのは間違いなく猫背だ。

 

そう思って3日前に決意したのだ。

 

 

したんだけど。

この決意じゃ全然足りなかった。

 

 

思っている以上に意識を割かなければいけないことに気づいた。

 

料理をしていても食事をしていても、課題をしていてもゲームをしていても、勿論これを書いている時も。大きくメモリを食うアプリが常に作動しているような煩わしさが、ずっと背筋にある。

 

猫背は一度憑依したら最後、死ぬまで付き纏うのか。地縛霊のような執念すら感じ、自分の背筋の未来を悲観した。

猫になりたいとは散々口にしてきたが、背筋にだけ適応しろとは誰も言っていないだろ。こちとら猫通り越してキュウリ通り越して曲がりキュウリだぞ。

 

そしてこのメモリの消費と格闘し続けるのは、恐らく一定期間かなりの気力を割くことになる。

それにもしメモリの消費が抑えられたとしても、背筋の意識を完全になくすことはできないのだろう。

 

背筋のよい人に「意識して背筋を伸ばしているの?」と問いかけた時に「全く意識していない」と答えられたことが経験上ないからだ。

これ自体は裏付けとして微妙かもしれないが、意識を向けるのが一定期間で済む保証はない。どこにも。

 

無くなったか!?やったか!?と思い気を抜いた瞬間、第二形態・第三形態として表れる少年漫画やRPGのラスボスパターン。

これが人間の体の習慣や癖に恒常性の一つとして採用されているのは、ダイエットのリバウンド・禁煙と喫煙のシステムを見れば明らかだ。

 

 

 

…うん?いやちょっと違うかもしれない。アレは恒常性というより中毒性の一種だ。カロリーの過剰摂取もタバコやめられないのもスマホを常に触ってしまうのもどちらかというと依存症状だ。

 

猫背はどうだろう。

 

これ自体、楽は楽だが直接的な気持ちよさを感じたことはないように思った。

 

よくよく考えれば、僕は猫背のことを何も知らない。

よく知りもせずに呪いと言って忌み嫌うのは文章を書く上でも良くないんじゃないか?

調べてみることにした。

 

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「OK,Google. 猫背 とは」

 

そしてここでようやく気づく。猫背は呪いではない。あと、キュウリでもない。

 

そもそも医学的には上位交差症候群というらしい。

デスクワークや日頃の習慣などで下向きに使っているばかりで筋肉が凝り固まり、使わない筋肉が弱って背中が丸まった悪姿勢になっている状態。

この負の筋肉スパイラルが、上位交差症候群。通称:猫背だ。

 

胸付近(上位)の固まった筋肉と弱った筋肉が交差するように図解できるから、上位交差症候群。ふむ。

あれ?筋肉の話じゃないか。筋肉は嫌いじゃない。

 

 

弱った筋肉を鍛えるために意識を保ち、こわばった筋肉をストレッチする。

何よりも日頃の習慣を補う意識改善とストレッチが大事だという。なるほどな。うん

 

 

呪いや地縛霊にも見えた猫背の正体は、筋肉のこわばりと弱さでしかなかったようだ。

ごめんな、呪いって言って

 

だったらやるしかないだろう。 

そもそも猫背を治すなら覚悟をもっと固めなければならない。

 

ただこの辛さを共有しておきたい、と書き始めた記事だったが、つい長くなってしまった。

 

筋肉だとわかれば怖くない。

そういえば確かに、筋肉を鍛えてる人はある程度背筋も伸びている気がする。でもこれは多分気のせい

老体にムチを打つならまだしも、齢19で筋肉を怖がることはしない。

 

 

 

いつもいつでも上手くいくなんて、保証はどこにもないけど。

サトシがマサラタウンを出た時のように。

強い決意を背筋に預け、胸のこわばりを緩ませて。

 

 

さよなら、粗悪品キュウリとウツボヘッド。

よろしく、筋肉(ピカチュウ)。

お願い、マッスル(ピカチュウ)。

 

 

歪みがなくなるその日まで。猫背との旅はまだまだ続く。続くったら続く

 

▼ TO BE CONTINUED

 

 

 

to be continuedじゃないんだが。猫背治せるように頑張る!という決意を固めるために書いた(後付けの理由)。

ホントのとこは承認欲求満たしたさ故。読んでいただきありがどうございました。

 

こちらからは以上です。

粉。でした。